ブランド価値を重視する
革新的ワイナリー

ワイン造りの歴史が浅く、ここでワイン造りに挑戦する者もいなかったトルヒーリョ（カセレス）地域に2000年に造られた新しいワイナリーです。
ワインの世界とはかけ離れた分野で、企業家として目覚ましいキャリアを積んできた創業者たちは、ワインメーカーが飽和しており、競争の激しいワイン業界のなかで、ワイナリーとしての価値を発揮するため、高品質ワインを造ることはもちろん、ブランドとブランディングを非常に重視しています。

HABLAの由来

ワイナリーとワインに「HABLA（アブラ）」と名付けたのは、芸術家ミケランジェロの逸話に触発されてのことでした。
ミケランジェロは、彼の作品の中で最も生命に近いものと考えていたモーゼ像の膝をハンマーで叩き、「アブラ（話せ）」と言ったという逸話が残されています。
時代を先取りし、多くの美を創造したミケランジェロのように、革新的であり、他とは異なるもの、そしてベストなものを生み出すという考え方を大切にしています。

ミニマルなラベルデザイン

「HABLA」というワインが常に主人公となるよう、ラベルには非常にミニマルなデザインが採用されています。デザインのインスピレーションはファッションや香水から得ており、中にはシャネルを思い浮かべる人もいるでしょう。
そういった点でも、HABLAはスペインのワイン市場で革新的なワイナリーとして高いブランド認知力があります。

テロワール：
アブラは化学製品を使用しないエコロジカルなワイン造りを実践しており、ドメーヌはすべてエコロジカル認定を受けています。
この地域は非常に乾燥しており、夏は気温が高く、風もよく吹きます。そのため、アブラのブドウの木は病気もなく、できるだけ手を加えずにブドウを育てることができます。
徹底したブドウの選別にも取り組んでおり、ワイナリーにて二次選果（暑さを避けるため夜間に行う）を行い、収穫も除梗もすべて手作業で行っています。

醸造：
アブラは研究開発に力を入れており、品種の収量や潜在能力、ブドウ畑の最適化に関する様々な研究プロジェクトに携わるワイン醸造家チームがあります。
これまでスペインでは使用されていなかった最先端の技術を用いて、ブドウの芳香前駆体の分析や、C-139同位体炭素の測定などを行っています。また、独自の自家酵や、樹液流量測定システムの開発も進んでいます。