ポテトチップスに合うビール特集

この記事を書いた酒キチ

ビア子(経理)
ビアテイスター
前職営業。日本のお酒を世界に広めたいと考え退職。日本を知る為に旅にでることを決意。2年間様々な土地を巡り東京へ。そこでベルギービール出会う。縁合ってEVER BREWで働き始める。ベルギービールの奥深い世界に感銘を受けビールの沼にはまる。現在の旦那とも元同じ職場。ビールイベントに夫婦でホイホイよく出現する。
すぎっぴー(営業企画)
ビアテイスター・ソムリエ
茨城県出身。好きなお酒を一生の仕事にしよう、と決意し異業種事務職からクラフトビールメーカーへ。3年間ビールの発酵管理と品質検査に携わる。お酒の楽しさをより多くの人に伝えたい、という想いからワインにも強みのある柴田屋酒店へ転職。飲食店のお客様に様々な酒類のご提案をしている。好きなビアスタイルはセッションIPAとベルリナーヴァイセ。
高級感あり!乾燥した黒トリュフを使用した香り高いポテトチップス

スペイン産のポテチです。ちょっと高級なスーパーに売っていますね~。今回は柴田屋酒店・本店で購入しました!
同シリーズにキャビア、ハーブ、イベリコ、地中海ハーブ、スパークリング風味もありますが、シリーズでトリュフが一番人気。トリュフの土っぽさ、香り高さとビールの香りをどう合わせるかがポイントです。
沼津クラフト クリームラガー/柿田川ブリューイング(静岡)
透明な透き通るようなゴールド。柔らかな口当たりと切れのあるラガー、シンプルな味付け、素材の良さとほのかな塩味のポテトチップス。こちらのビールはラガーのスタイルですが柔らかな口当たりが特徴になっています。ワインでよく使われているソーヴィニヨン・ブランを連想させる華やかなアロマを感じます。グレープフルーツ、葡萄ような香りも楽しめるのでシンプルなポテトチップスに色を添えます。ポテトチップスやや甘味を感じ変化も楽しめる!食材を最大限に引き出してくれる増長させる組み合わせです。
ピザポテトに合うクラフトビール

ユニオンジャック/ユニオンジャック(アメリカ)
ピザポテトに合うクラフトビール
アウダーチェ/32ビアデイビッライ(イタリア)
8.4%とアルコール感が強い為、ピザポテトの濃厚さと、がっしりとした骨格のアウダーチェがとてもバランス良く合いました。アウダーチェはイタリア産のクラフトビール。そして、イタリアと言えばピッツァ!そんな点から見ても、料理とビールの国を合わせるという観点はあながち間違いではないないと気づけたペアリングでした。お互いの強いところが上手に調和する組み合わせでした。
高級感あり!乾燥した黒トリュフを使用した香り高いポテトチップス

スペイン産のポテチです。ちょっと高級なスーパーに売っていますね~。今回は柴田屋酒店・本店で購入しました!
同シリーズにキャビア、ハーブ、イベリコ、地中海ハーブ、スパークリング風味もありますが、シリーズでトリュフが一番人気。トリュフの土っぽさ、香り高さとビールの香りをどう合わせるかがポイントです。
フルーティーさの重なり
京都醸造 一期一会(京都)
柑橘やオレンジの爽やかさと、フローラル、白い花のようなアロマがします。ハウス酵母のベルギー酵母とアメリカ産ホップ、ニュージーランド産ホップの由来によるもので、香りの複雑さを感じます。
ビールの喉越しのよさが油を切ってくれます。トリュフの香りとビールのフルーティーさが重なり合い、お互いを引き立て合います。
余韻は、柑橘の香りが鼻から抜けます!
このビールは香りが強すぎず繊細。日本人に合わせたセゾンだから合いました。香りが強すぎるセゾンはおすすめしません。
トリュフ香がアップ!?
香り高いビールを選んで、シーンをよりいっそう華やかに!
そもそもトリュフには土っぽいニュアンスはもちろんのこと、お花やフルーティーさも持ち合わせていることがわかりました…!笑
繊細でフルーティーな香りを持つビールはトリュフの香りと重なり合って、おしゃれな雰囲気を醸し出します。
香りと苦味の強いIPAはトリュフの香り高さをかき消してしまいましたので、オススメできません。
ビールにはもちろん、次回はワイン(スペインのテンプラニーリョかなぁ)と合わせてみたいです!

スパイシー!!ガツンと濃いサルサ味のコーンチップス
トマト、タマネギ、アボカドを使ったサルサ味の丸型コーントルティアチップス。メキシコの代表料理「タコス」を連想させるような味わいです。ハラペーニョの酸味のある強い辛さとガツンと強い香りは、さすがアメリカ産という感じ⁈
ビールの甘味+ボディ感で辛味に対抗
デリリュウム トレメンス(ベルギー)
透き通ったゴールド色。りんご、オレンジ、バナナのようなフルーティーな香りに、コショウやクローブのようなスパイシーさも。アルコール度数8.5%でボリュームがしっかりあります。余韻にアルコールの強烈な辛味も感じます。
合わせてみると…しっかりとした飲みごたえとボリューム感のおかげなのか、辛味が少しマイルドになります。
(ビールの甘味+フルボディ)×強い辛味=最強!!
辛いのがちょっと苦手な人はぜひ試してみてほしい組み合わせです。
やっぱり定番!
アメリカの食べ物×アメリカの飲み物
ホップゴリゴリのスパイシーなビールに合わせよう!
他にも様々なビールと試してみました。ベアードビールの「わびさびペールエール」は、わさびのスパイシーさと、チップスの辛味がぶつかってしまいました。日本のスパイス×アメリカ系のスパイスは相性が悪かったのかな…。そして、イタリア産クラフトビール「トレンタドゥエ アウダーチェ」はケミカルな感じが出てしまいました。
結果として、アルコール度数高めのしっかりとしたボディがあり、ホップの香りが強くスパイシーなものが、スパイシーサルサチップスに合いました。
国別で合わせはやっぱり相性抜群
日本のビールとの相性がとても良かったという結果でした◎
モルト感、ホップの香りが強いのでポテトチップスのシンプルな味わいが負けてしまいました。以前、じゃがバターのペアリングをした際に、感じた「食事とのバランス」はすごく分かりやすくでた食材でした。シンプルな素材重視なポテトチップスにはピルスナーや、ホップが際立ちすぎないペールエールがお勧めです!
パンチがあるものにはパンチのあるビール!
今回、様々なビールと合わせましたが、割と予想が的中といった結果となりました。
補足を加えるとすれば、スパイスが和なのか、洋なのかにも着目したほうが良い点と、甘味が強すぎるビールは合わないということです。前者の例でわかりやすかったのが、わさびを使っているビールとの組み合わせ。和のスパイスと洋のスパイスはテイストが元々違うため、うまく調和しませんでした。又、甘味が強いビールは口の中にもったりと広がり、重くなって両者の味がバラバラに感じてしまいました。ピザポテトは、意外と合わせるのが難しいのかもしれないですね。