天吹 花笑 Hanae 純米吟醸
花から取れた酵母で酒を醸す
佐賀県「天吹酒造」と
柴田屋酒店の日本酒プロジェクトに参加する
「酒屋女子」が考案。
"花"のような"笑"顔溢れる場所に
そっと寄り添うお酒を造りました。
商品スペック
美味しさの秘密その①
酒質へのこだわり
酒質のこだわりは、軽さのバランス。
天吹酒造はじめ佐賀県の日本酒は
お米の味わいをしっかりと表現した
やや重い酒質のお酒が多いのですが、
花笑Hanaeは、
お米の旨味を表現しながら
酸とのバランスで重さを感じさせない工夫をしています。
カジュアルな日常に寄り添う酒質を想定し
重すぎず、軽すぎず、無個性なようで個性のあるお酒を目指しました。
美味しさの秘密その②
月下美人とイチゴの花酵母の融合
日本酒「天吹」といえば「花酵母」。
Hanaeの美味しさの秘密は、
月下美人とイチゴという二つの花酵母による
異なった風合いが
見事に融合している稀有な造り。
その味わいは、「華やか」かつ「シャープ」。
花酵母
『月下美人』
華やかながら
主張しすぎない香りと、
キリッと引き締まった酸味を演出。
花酵母
『イチゴの花』
甘く艶のある香りと
フレッシュ感のあるキレを持つ性質。
花笑Hanaeの楽しみ方
飲み方は、良く冷やしてワイングラスで。
華やかでシャープな味わいが引き立ちます。
料理とのペアリング
白身魚のカルパッチョ
美味しいお魚を、EXバージンオリーブオイルとハーブソルト、レモン汁で。淡白な白身の味わいをHanaeが引き立て、花酵母の上品な香りがオリーブオイル、ハーブソルトの爽やかさとベストマッチ。
マルゲリータ
クリーミーなモッツァレラチーズとトマトの心地よい酸味、バジルの爽やかな香りが花酵母由来の香りと酸によく合い、シャープなキレが口の中をすっきりとさせてくれる。
出典:https://www.foto.ne.jp/products/details/19271412/
冷やしおでん
トマト、冬瓜、オクラなどの夏野菜と白だしで。出汁の旨みと夏野菜の爽快な香りと酸味は、花酵母の華やかさとよく合う。さらに、Hanaeのシャープさが冷やしおでんの透明感を引き立てる。
出典
:https://www.higashimaru.co.jp/recipe/toromidashi/toromidashi10595.html
その他よく合うお料理
オリーブオイルをかけた生ハム、
シーザーサラダ、
鮨(エビ、イカ、白身魚、酢締めの青物等)、
野菜の天ぷら、柑橘を絞った焼き魚 等
酒屋女子プロデュース
柴田屋酒店の女性陣が考案、施策を担当。
携わったのは、
グルメと日本酒をこよなく愛する
20代の女性たち。
女子会で飲みたい、眺めていたい、
女性たちが集まる
お酒の席を素敵に彩りたい。
そんな想いが込められた
日本酒を目指しました。
20代女性にとってのお酒の価値観
20代で社会人になりたての女性だと、服や化粧品など、ほかに投資することが沢山あって、わざわざ本格的なお酒を買おうとは考えないですよね。まして気軽に買える缶チューハイや発泡酒に比べたら日本酒は価格もそこそこしますし。
どうせ飲むなら
美味しいお酒に出会って欲しい。
Hanaeは、飲みやすい味わいを意識しました。若い女性がHanaeをきっかけに、もっと日本酒に興味を持ち、自分好みの日本酒と出会えるようになれば、こんなに嬉しいことはありません。
私たち専用、
可愛く華やかなデザイン
ボトルデザインを手がけたのは、
酒屋の女性デザイナー。
クリアボトル
品質を守るための茶瓶や緑の瓶を、古臭いと感じている方もいるはず。現に私もそうでした。日本酒に興味のない女性の目を惹くためには絶対に透明!と思いクリアボトルを起用しました。
花を持つ女の子
お酒のコンセプトを聞いたとき、素敵なワンピースを着ていてフェミニンな雰囲気を持つ、1人の酒屋女子の姿が浮かびました。女性らしく親しみやすい印象の彼女をキャラクターに起こすことで、この日本酒にも親近感を持ってほしいと思い描きました。
金色の字体
ジュエリーが昔から女性に愛されてきたように、女性はキラキラと輝くものに心を打たれます。Hanaeもそんなキラキラした日本酒になってほしいと想いを込めました。
花酵母の世界を体現し続ける
佐賀県 天吹酒蔵
300年以上の歴史と花酵母という新しさ
1688年(元禄年間)創業、
300年以上の歴史を持つ由緒正しい蔵元。
天吹酒造のお酒は、
ほぼ全てが花酵母で仕込まれている
気鋭な清酒蔵なのです。
花酵母とは
自然界に存在する花から分離した天然の「酒造りに向く酵母」のこと。花酵母といっても花の香りがするわけではなく、種類によって特性はさまざま。
酒造りに使用される通常の酵母と比べ、未知の部分が多く『無限の可能性』があると言われています。
花酵母を使う理由を「発見が多く、何よりも面白いから」と十一代目蔵元の木下さんは答えます。
花酵母を使用した酒造りは、セオリーが少なく、お米との組み合わせで多様な味わいや香りを出す花酵母はとても楽しいものです。
天吹酒造へインタビュー
酒屋女子)
今まさに挑戦していることや、これから取り組んでいきたいことはありますか?
佐藤さん)
コロナ禍の影響で、ここ数年挑戦してみたかったことをそのまま商品化することは難しくなりましたが・・・。
日本酒が置かれている現状を考えながら飲食店様・飲み手の方が興味を持ってくれるものを提供していきたいと考えます。
具体的には、樽熟成や天吹なりの完全発酵などを新たに挑戦してみたいです。あとは、やりたいことというよりも一つ一つのお酒をスキルアップさせていくことが重要と考えます。
酒屋女子)
酒造りにおいて最も気にかけていることは?
佐藤さん)
これはシンプルに、一人でも新たに日本酒に興味をもって好きになってもらえるように酒質・デザイン、また流通においても考えて酒造り・営業活動を行っていくことです。
酒屋女子)
目指す次なるステージや目標を教えてください。
佐藤さん)
これはここ数年ずっと変わりませんが、世界中、日本中の人々に「面白いね」「美味しいね」と思ってもらえるようなお酒を表現していくということです。