カリフォルニア州最大のブドウ銘醸地「ローダイ」

ローダイ・アメリカン・ヴィティカルチュラル・エリア（AVA）は、1986年に認定されたアメリカ政府認証のブドウ栽培地域です。ローダイAVAは、サンフランシスコ湾の東90マイルに位置しています。 ブドウ畑の面積はカリフォルニア州でも最大級の約55万エーカーです。そのうち10万エーカー以上が、高級ワイン用ブドウ畑です。

ローダイというエリア

ローダイで生産されるワインの約半分が、ジンファンデル種を使用した赤ワインです。 ジンファンデルはアメリカを代表する品種で、イタリア南部の土着品種であるプリミティーヴォと同じ品種でもあります。 ローダイは、フランスやスペインの国際品種の栽培にも向いています。 近年、白ワインの生産量も増えており、スペイン原産の白ブドウ品種であるアルバリーニョの質の高さも注目されています。

クリンカーブリックは、1890年から農業を営んでいました。1996年に、大規模なワイナリーと契約栽培を行うだけでなく、自分たちでワインを造り始めました。 2000年からオールド・ヴァインのファーストビンテージを販売。 現在のオーナーはスティーブとローリ・フェルテンご夫婦です。 スティーブはブドウ畑の管理とワイン生産に従事しています。 2008年からベリーズ出身のジョセフ・スミス氏がヘッドワインメーカーを努めています。

クリンカー・ブリック（Klinker Brick）は、オーナーであるスティーブとローリの家に使われているレンガにちなんで名付けられました。 Clinker Brickは、ロダイの歴史的建造物の多くを飾る、非常に貴重なレンガです。1920年代、そのユニークな形と濃く豊かな色合いから、職人気質の建築家たちに好んで使われていました。通常のレンガよりも密度が高く、重量もあります。その密度の高いレンガが地面に落ちる時に出る不思議な音（clinking）に由来していたため、Clinker Bricksというのですが、字のバランスを考えKlinker Brickとしたそうです。