トマトの酸味爽やかなアラビアータ合わせ
アラビアータ=怒り?
トマト、唐辛子、にんにくを入れたシンプルな具材でお家で簡単につくれるパスタソースとして人気のアラビアータ。
アラビアータはイタリア語で「怒った、怒っている」という意味の形容詞「arrabiato」からきています。
ぴりっと辛い味わいからその意味がよくわかりますよね。
アラビアータはショートパスタと合わせるのが一般的で、定番はペンネ。仕上げにイタリアンパセリやバジルを添えると味のアクセントになり見た目も華やかに。パスタにしっかり塩気が入るように茹でで濃いめの味わいにするとお酒のお供として最高です!
【ワイン】ペアリングポイント
トマトの色味と合わせてロゼ~明るい色の赤ワインがおすすめ。またスパークリングは唐辛子を効かせたピリッと辛いソースの味わいをやわらげてまろやかに感じさせてくれます。パスタの塩味をはっきりさせるとワインの果実味や旨味をより引き立たせてくれます。
カジュアルなロゼと合わせる
ボルドーのアントル・ドゥー・メール地区で造られるロゼワインをご紹介。トロピカルな果実の香りとバランスの良い酸が心地いフレッシュな味わいです。ボルドーというと高級ワインのイメージがありますがこの地域ではカジュアルなワインが多く生産されています。
パスタソースのトマトの甘味や塩味とよく合い、スパイシーな風味もあるので辛めのアラビアータと相性ぴったり!
【豆知識】ボルドー地方を流れる二つの大河に挟まれていることから「Entre-Deux-Mers (アントル・ドゥー・メール・・・2つの海の間)」という地名になっています。
品種:カベルネ・フラン60%、メルロ、カベルネ・ソーヴィニョン各20%
微発泡ワインで食が進む
果実味豊かでスパイシーな香りを持つジビッポとフルーティーできっりっとした酸が特徴のインツォリアからつくられる微発泡ワインです。
シチリアの太陽をたっぷり浴びて育ったブドウの豊かな果実の旨味とトマトソースの塩味の強いうまみがよく合います。アラビアータの辛味と微発泡の泡で食が進みます♪
品種:インツォリア60%、ジビッポ40%
タンニンの優しい赤ワインをチョイス
ネロ・ダーヴォラはシチリアを代表する土着品種。よく熟したプラムなどのフルーツやスパイス、またオークや深みのある香りと柔らかなタンニンを感じる余韻の長いワインです。
ワインの野生味とアラビアータの鷹の爪のピリッと辛いスパイスの風味がより豊かに感じ、味わいにコクをプラスします。トマトソースに合わせる赤ワインはタンニンが優しいものを選んでみてください。
品種:ネロ・ダーヴォラ100%
参考:参考東京書籍(著:岸 朝子)「 イタリアン手帳 」
この記事を書いた人
URARA(企画)
ソムリエ
三度の飯より猫が好き。もちろん飯も大好き。な超平凡社会人。好きな言葉は「酒は飲んでも飲まれるな」