ワイン ウィズ スピリット
マーケティングがもたらす
ポルトガルワインの新しい価値
感情をボトリング
ワイン ウィズ スピリット(WWS)は、ワインと感情の結びつきを大切に、ワイン業界に新しい視点をもたらす革新的なワインメーカー。 伝統あるワイナリーの息子であるJoao Pedro Montesは、ビジネスの知 識を活かし、新たなアプローチでワインを世界に送り出すWWSをスター トさせました。特に市場調査に注力し、様々なニーズに合わせてポルト ガルの土着品種を中心にブレンドしたワインを造り出しています。
ワイナリー訪問記
リスボンの空港に着くと、WWSの社長のジョアオさんとCFOのクララさんが迎えに来てくださいました。テンプル騎士団によって造られた、トマールにあるお城のような修道院を見学したのち、近くにあるWWSの畑・ワイナリーを見学しました。
ポルトガルは地ブドウを大事にしてきた歴史があり、今でも国全体で250種類がワイン造りに使われていて、これはイタリアやスペインの数をも凌ぐそうです。また、北部から南部と全く異なる気候や土壌があり、それぞれの畑の環境に合ったブドウが植えられます。各テロワールの個性と品種の個性が混ざり合い、様々な種類の美味しいブドウが生み出されることがわかりました。(WWSもポルトガル全土の各地域・畑で沢山の種類のブドウを造っています)畑の温度は冬はマイナスになり、夏場は45度にもなるそうです。この日も30度近くあり、日差しの強さを感じました。
灌漑設備は不要で、自然の雨・環境を大事にされています。農薬の使用量は最低限。ブドウの木の根は栄養を求めてハングリーに地下に伸びて行き、その深さは十数メートルにも達するそうです。
ワインの熟成にはフレンチオークを9割以上使用します。アメリカンオークよりコストは高いそうですが、繊細でエレガントな味わいを大事にしているのでフレンチオークを中心に使って熟成します。
単一品種のワインも一部造られますが、ポルトガルは品種をブレンドして造ることを個性としてきたワイン文化です。WWSではワインメーカーのペドロとマルコの2人によってブレンドされるのですが、ただ美味しいワインを目指して造るだけではありません。このワインが飲まれるシチュエーションを思い浮かべ、その場・その人たちにとっての最高の1本・各々の国のニーズに合うワインを目指して行われるのです。(ちなみに、アジア圏では「色」が重要なファクターになると考えているそうです。)そのこだわりはすさまじく、出来たワインは必ずワイン評論家やソムリエに試飲してもらい、さらにはレストランや一般家庭で、実際に飲むシチュエーションで試飲してもらい、1,000人のアンケートを経て試行錯誤され、究極の1本が毎年完成されるのだそうです。
「ミート&ミート」や「シーフード&カンパニー(仲間)」など、まさにWWSのワインは、仲間とワイワイ食事をしながら、その場をこのワインで最高の時間にして欲しいという、ジョアオさんをはじめ皆さんの熱い想いがぎっしり詰まったワインなんだなぁと感じることが出来ました。
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