カッシーナ アルベルタ
ワインを愛する兄弟が造り出す無農薬のバルバレスコ
ワインを愛する兄弟が造り出す無農薬のバルバレスコ
イタリア高級ワインで有名なバルバレスコの産地であるピエモ ンテ・トレイゾ村にあるカシーナ・アルベルタは、家族経営の ワイナリーです。1927年より培ってきた農業のノウハウは、 1975年より始まったブドウ作りに活かされ、1979年、 バルバレスコの生産を認められました。ワインを愛する兄弟は、 それまでは使っていた殺虫剤や除草剤の使用をやめ、オーガニ ックへの転換を行っています。(2016年認定済、2019年リリースVTより表示)トリュフの収穫もできる林、様々 な果物が育つ果樹園と、自然の豊かさを存分に活かした土地で、 彼らは宿泊施設も営み、リラックスした時間を存分に楽しめる 総合的なホスピタリティを目指しています。 ランゲの土地は多様性の宝庫で、10mほどの距離でも地質が違 ったりと変化に富んでいます。この土壌から影響を受けること で、異なる特徴をもったブドウに仕上がります。
ワイナリー訪問記
カッシーナアルベルタは、ピエモンテ州トレイゾ村で唯一オーガニック栽培のバルバレスコを造る生産者です。2019年VTからオーガニックの正式認証になりました。ブドウはモスカート以外は100%自社畑栽培です。バルバレスコで使うネッビオーロの畑はジャコーネという畑の区画で、日射しが痛いぐらい強く、土壌はとても乾いていました。太陽をたっぷり浴びている分、葡萄の凝縮度が強いのですが、甘味よりもタンニンが増すそうです。どの畑にも天然のミントがそこら中に生えていて、併設されたレストランのお料理に使われていました。雑草が生い茂る様は、さすが自然派という感じがしました。
造りにおいては100%手摘みし、ブドウが潰れないよう、小さな箱に少しずつ入れて破砕機にかけます。熟成は樽に触れる時間をなるべく少なくして、よりまろやかに仕上げる事をモットーとしています。したがって、力強いというよりは繊細でエレガントなワインだと感じました。葡萄を丁寧に扱う信念と、ワインへの愛情が強く感じられた訪問となりました。
ちなみに、ワイナリーは宿泊ができるようになっており、広大な敷地にはリッチなテラスもあり、そこからの眺めが素晴らしく、リゾート感満載でした。
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