酢豚に合わせるおすすめワイン
ペアリングポイント
酢豚は甘・酸・辛・旨の味わいのバランスの良いお料理。調味料の甘味や豚肉の甘味にあわせて少し香に果実の甘さのあるワインやボディー感のある白ワインがおすすめ。フレッシュなスパークリングワインも料理の油分をさっぱりさせてくれるので相性がいい組み合わせです。
酢豚とワインの相性
酢豚とワインって合うのと思う方もいるかもしれませんが、自信をもって言いまます。合います!
そもそも中華料理とワインを合わせるイメージがあまりないかもしれませんがワインとの相性はとてもいいです。
中国の広い国土の中には様々な地方の食材・調理法、味付けがあります。
例えば、中国のなかでも寒い地域の北京料理や四川料理は寒さに打ち勝つ栄養を取るためにガッツリしたお肉料理や体を温めるような辛い料理が多く食べられています。
上海料理は地理的な海に面した地域なので魚介の料理が多くあります。広東料理で有名な広東省は山海の新鮮な食材に恵まれていて「食材広州(食は広州にあり)」と言われるほどバラエティ豊かな料理があります。また日本で最も親しまれている中華料理は広東料理といわれ、酢豚も広東料理に分類されます。
ワインも生産される地域やブドウ品種によって味わいや香りなどが異なるのでお互いに合わせる幅が広いのです。
ペアリングを考えるときは料理の調味料によって合わせるワインを考えていくのがポイントになります♪
パインアップル入りも◎ シチリア微発泡白
果実味豊かでスパイシーな香りを持つジビッポとフルーティーできっりっとした酸が特徴のインツォリアから造られる微発泡のワイン。どちらもシチリアの土着品種です!
ワインのアプリコットや熟したような果実味と豚肉の甘みや調味料との相性が良いです。また適度な酸が酢豚の濃い味付けをマイルドします。パイナップルの入っている酢豚も相性がいいですね。
品種:インツォリア60 % 、ジビッボ40%
甘酢っぱさが調和するペアリング
ゲヴェルツトラミネールの代表産地はフランスのアルザス地方とドイツ。ライチや花の華やかな香りとスパイスの香りが特徴のブドウ品種です。
ワインの酸味と甘味、フルーツの香りが酢豚の甘酸っぱい味わいとよく合います。少しミネラル感もがあるので甘やかな風味の中にさっぱりとした味わいを感じられるのでお食事と相性がいいです。ゲヴェルツを合わせる時は甘すぎないものがおすすめ。
品種:ゲヴェルツトラミネール100%
スペインのスパークリング異端児をチョイス
カヴァはスペインのカタルーニャ地方でつくられるスパークリングワインです。シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵製法でつくられので繊細な泡と味わい豊かなワインになります。
程よいボディー感があるので酢豚の濃い味付けにもよく合い、余韻は綺麗なベリーのニュアンスを感じます。ワインも酢豚もどちらも旨甘酸のバランスがいいのでお互いのうまみを広げてくれます。丸く包み込むような繊細な泡が酢豚の油分を泡がすっきりさせてくれ食が進む組み合わせ!
この記事を書いた人
まゆゆ(広報)
ママソムリエ
高校から飲食店アルバイト。20代はグローバルダイニングのカフェラ・ボエムで副店長勤務。視野を広げたかったのでグローバルダイニングを退社後、ジョエル・ロブションベーカリーや、スターバックスにアルバイト勤務。30歳を目処に柴田屋酒店入社。お客様に飲食の楽しさを伝えたくてソムリエ・SAKEアドバイザー取得。
1女の母、旦那と3人暮らし。趣味は料理系漫画を読み漁って、想像で食べる事。