日本のおうちごはんとドイツワインペアリング
こんにちは。柴田屋酒店online運営のルーシーです。
おうちごはんの時は日本酒ばかり飲んでいるのですが、ワインが飲みたい気分の日も。
そんな時、おうちの普通のご飯とワインって、どう合わせたらいいんだろう?と悩むこともしばしば。
そこで、毎週末はおうちごはんとワイン!という先輩社員ぬっきー(ソムリエ資格有)に聞いてみました。
おうちごはんにおススメのワインを教えて!
ルーシー「普段のごはんに、どんなワインを合わせているんですか?」
ぬっきー「いろいろ買ってるけど、最近ドイツワインが万能なことに気づいたんだ~」
ルーシー「ドイツワインですか。ビストロでもあまり見かけないし、なんだか難しそうですね...」
ぬっきー「いやいやそんなことないよ!ドイツワインこそ家飲みにふさわしいかも!」
ルーシー「そうなんですか!?意外です!...試してみたいので、ぬっきーさん教えてください!」
面白そうな話をしているね、と偶然近くで話を聞いていた弊社社長も巻き込み、「ドイツワインでおうちごはんペアリング」を、各自で挑戦してみることに。
ドイツワイン家飲み推進部メンバー
目次
そもそも「ドイツワイン」ってどんなワイン?
ドイツワインと言えば甘口ワインで有名でしたが、世界の流れに合わせて辛口に変化してきており、今やほとんどが辛口ワイン。
香りは強すぎず、果実味がしっかりあるのが特長。
このドイツワインの味わいの特徴こそが、醤油やみりんといった日本の食卓でよく使う調味料や、現代の家庭料理にマッチするんだとか!
Wines of Germanyにも、アジア料理とのペアリングが推奨されていました。
おうちごはんとドイツワインのペアリング
1本目 ヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン/白ワイン)
ピノ・ブランの別名。白ワイン用ぶどう品種で、落ち着いた味わいで、香りはフルーティ。コクと酸味のバランスが素晴らしい、エレガントな味わいのワインに仕上がる傾向。
まずは、ソムリエぬっきーのお手本ペアリング!
1品目 えびマヨハニーマスタード
「えびマヨハニーマスタード」との相性◎
マスタードの風味と練乳による甘味が加わった、通常のえびマヨより少し甘めなソースが美味しい一品。このソースと、フルーティなヴァイスブルグンダーが、これまたよく合う!えびの甘味とアクセントで入っている練乳がワインの果実味と、マスタードとマヨネーズの酸味がワインの酸味とちょうどいいバランスでマリアージュします。食べ進めるとちょっとこってりしてるかな?と感じるかもしれませんが、ワインの酸が口の中をリフレッシュしてくれるので、お酒も料理もどんどん進んでしまいます。
参考レシピ:https://www.instagram.com/p/CUUgBNElAKo/?utm_source=ig_web_copy_link
ぬっきーの好きなお料理インスタグラマーさん。参考にしてよく作るのだとか!
2品目 きゅうりとカニカマのさっぱり中華
「きゅうりとカニカマのさっぱり中華」との相性〇
カニカマと鶏ガラの旨みが加わった、さっぱりながら食べ応えのあるおつまみ。きゅうりの青い風味とワインのフレッシュさ、カニカマの旨みが、厚みのあるワインによく合います。こちらもポイントは、両方が持つ酸味!
参考レシピ:https://www.instagram.com/p/CZeDsAVvofs/?utm_source=ig_web_copy_link
3品目 鶏肉とパプリカのアジアンビーフン
「鶏肉とパプリカのアジアンビーフン」との相性◎
ビーフンはオイスターソースが味のベースとなっているので、海鮮の旨味が凝縮されたソースの味に、ヴァイスブルグンダーが持つコクとスパイシーなニュアンスが合ったのかも。また、パプリカの甘味もワインのジューシーな味わいを引き立てました。
万能なヴァイスブルグンダーが気になった方は、こちらをクリック!▶▶白ワイン:ヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)
2本目 グラウブルグンダー(ピノ・グリ/白ワイン)
ピノ・グリージョの別名。白ワイン用ぶどう品種で、ボリュームと、しっかりとした骨格のあるワインに仕上がる傾向がある。白身の肉料理に合いやすい。
4品目 揚げ出汁豆腐
「揚げ出汁豆腐」との相性◎
手軽に作りたかったので、厚揚げを使って作りました!油の溶けこんだ出汁の甘さとワインの甘さが、ちょうど同じくらいのトーンで美味しい!片栗粉を塗してるから少しとろみがあるテクスチャーも、グリ種のオイリーな質感と良く合っています。後味も綺麗。
5品目 鶏モモ肉と野菜の塩胡椒レモン焼き
「鶏モモ肉と野菜の塩胡椒レモン焼き」との相性〇
鶏皮の脂とピノ・グリのボリューム感が合う。塩胡椒をするとワインのミネラル感が引き立ちます。果実味があり酸味も綺麗なワインだから、焼き目のついたトマトの甘酸と相性ばつぐん!
お肉料理にも合うグラウブルグンダーが気になった方は、こちらをクリック!▶▶白ワイン:グラウブルグンダー(ピノ・グリ)
3本目 シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)
ピノ・ノワール別名。赤ワイン用ぶどう品種で、色合いが薄めだが、味わいは深く、滑らか。豊かな赤果実の香り楽しめるワインが出来る傾向。
6品目 夏野菜の炒め物
「夏野菜のナンプラー炒め」との相性◎
シュペートブルグンダー(ピノノワール)は醤油と相性がいい品種として知られているが、魚介類から作られるナンプラーにも意外と合う。パプリカやズッキーニ、ナスといったジューシーな夏野菜を使ったことで、ナンプラー特有のクセも和らぎ、キリアンフンのシュペートブルグンダーが持つ、ジューシーでスパイシーな味わいとマッチ。また、パプリカの甘味もワインのジューシーな味わいを引き立てます。
7品目 豚とナスの梅ポン酢煮
「豚とナスの梅ポン酢煮」との相性〇
梅の酸味をアクセントに、豚肉の甘みとワインで相乗効果が生まれています!ナスはしっかり煮ると、口の中でとろけて最高に幸せになれます。ポン酢が、ワインの果実味を引き立ててくれて美味しい!
醤油と相性抜群のシュペートブルグンダーが気になった方は、こちらをクリック!▶▶トゥガーナ シュペートブルグンダー[赤]
おうちごはんと、ドイツワインを合わせてみた感想
実際に合わせてみてどうだった?「意外と何でも合うんだな」と感じてもらえたと思うんだけど…。ドイツワインって、イメージよりもずっとずっと敷居が低いよね。和食やアジアン料理など、ジャンルの垣根を越えて合ってしまうんだから、試さないなんてもったいない!
おうちでよく作る和風のごはんと合わせてみましたが、冷涼な地域だからこその綺麗な酸と、派手すぎない香りだから、穏やかな味付けの料理にも合わせやすいのかもしれないですね。こんなに和食と合うなら、日本酒で晩酌している友人にも教えてあげたいです!
僕はタイ料理をよく作るから、使う調味料も少し癖のあるものだったけど、不思議とワインと合ったな~。きっとキリアン・フンのワインが、ブドウ本来のフルーティさとちょうどいい酸味を持っているからだよね!
まとめ
- ドイツワインはおうちごはんと相性抜群!
- 魚介や、アジア料理にはヴァイスブルグンダー
- お肉料理や、出汁を使った料理にはグラウブルグンダー
- 醤油と相性抜群シュペートブルグンダー
「おうちでワインと料理を楽しみたいけど、組み合わせがわからない」
「ワインだからって構えて料理を作るのは、正直面倒…」
「たまには飲んだことのない国のワインを試してみたい!(でも失敗はしたくない)」
ひとつでも当てはまったら、ぜひドイツワインを試してみて!
思ったよりなんにでも合わせやすい懐の深さに、きっとファンになってしまうはず!