ワインの分野において旧世界、新世界、というのは聞いたことがあるでしょうか?
「ニューワールド」というのは比較的聞いたことがあるかもしれません。
簡単にご説明していきたいと思います!
『旧世界』『新世界』とは?
簡単に言うと、古くから(紀元前6000年前)ワイン造りが行われてきたヨーロッパを中心とした国々に対して、大航海時代(15-17世紀ごろ)にワインが伝わり、新しくワイン造りを始めた国々が『新世界』と呼ばれます。ニューワールドとも言ったりします。
旧世界の産地では、ブドウは自生しており、そこからワインを生産したとされるのに対し、ニューワールドの国々の多くは、植民地支配や移民によってもたらされたブドウを使いワインの生産が始まっていきました。
旧世界
代表国:フランス・イタリア・スペイン・ポルトガル・ドイツ等
旧世界で生産されるワインは、一般的に伝統的な生産方法や醸造方法を続けており、クラシックなワインと呼ばれています。
大量生産向きではない方法や、手間もかかってしまうため、価格も上がってしまうことが往々にしてあります。
そして旧世界において、重要なのは「産地」です。
「産地」や「格付け」が同時にブドウ品種や品質などを物語っていますね。産地名だけでブドウがわかるワインも多いです。
また、昔から歴史的・文化的背景がワインの生産にも影響を与えており、ほとんどが食文化とともに広まっていきました。
そのため、旧世界のワインは、同時に産地の食や食材などと合わせて言われることが多いです。
代表国:アメリカ、チリ、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ等
旧世界のワインとは対照にニューワールドのワインは比較的価格が安く、コストパフォーマンスのいいものが多くあります。
旧世界のように規制やルールがまだ整理されていないためで、新しい技術と伝統的な生産方法を両立して行なえるからです。エチケット(ラベル)にブドウ品種を記載していることも、新世界のワインの特徴です。
以前はニューワールドのワインは下に見られていたこともありましたが、現在では素晴らしいワインもたくさん、造られています。新世界のワインは歴史が浅い分、古い伝統にとらわれることなく、新しい技術をどんどん取り入れながらワインを造っています。
また単一のブドウ品種で造ることが多く、ラベル表記にも決まりが少なく、デザイン性のあるものや生産地域やブドウ品種などが分かりやすいものが多く存在します。
伝統国
国:フランス /アルザス
ギュスターヴ ロレンツ
Gustave Lorents
6代続く家族経営ワイナリーが造る自然派
1836年に創設された家族経営ドメーヌで、現在は6代目Georges Lorentz(ジョルジュ・ロレンツ)が当主を務める、アルザスを代表する造り手のひとつ。リースリングを中心にエントリーワインからグラン・クリュまで多様なラインナップを展開しています。栽培は完全ビオロジック農法で、2012年には認証も取得しました。
国:イタリア /ピエモンテ
カッシーナ アルベルタ
Cascina Alberta
1927年より培ってきた農業のノウハウ
イタリア高級ワインで有名なバルバレスコの産地であるピエモ ンテ・トレイゾ村にあるカシーナ・アルベルタは、家族経営の ワイナリーです。トリュフの収穫もできる林、様々 な果物が育つ果樹園と、自然の豊かさを存分に活かした土地で、 宿泊施設も営み、リラックスした時間を存分に楽しめる 総合的なホスピタリティを目指しています。
ニューワールド
国:南オーストラリア/ラングホーンクリーク
ブラザーズ イン アームズ
Brothers in Arms
ラベル通り感覚を刺激するワイン
「キリビンビン」とは、オーストラリア先住民アボリジナルの人々の言葉で“あるものをより良い魅惑的なものにする”という意味です。ブドウからワインにする工程は、まさにこの言葉通り。キリビンビンの感覚を刺激するきらめく味わいは、ラベルのイメージにも表れています。
ユニークな栽培方法
化学肥料使用を最小限にとどめるため益虫(人間の生活に役立つ虫)を活用するユニークな栽培方法を採用しています 。
国:ニュージーランド/マールボロ地方
スパイヴァレー
SPY VALLEY
スパイ基地に近いユニークな土地で行う
サスティナブルなワイン造り
ワイホパイバレーの奥深く、ブライアンとジャン・ジョンソン2人の、土地に対する情熱から始まったベンチャーが「スパーヴァレー」でした この先駆的な精神により、ニュージーランドで最も成功した家族経営のワイナリーの1つとして確立され、現在8つの品種が35か国に輸出されています。「サテライト」シリーズは、気楽に開けて楽しむタイプのワイン。果実味に溢れ、そのブドウ品種が持つ典型的なバランスの良さと落ち着きを持っています。
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