歴史に文化も学べちゃう?
浪漫感じる定番スタイル2本立て!
あけましておめでとうございます!
寒さには割と強いビア子です!
2021年始まりましたね!皆さんは、今年はどんな1年にしたいですか?
昨年は今までにないくらい異例の年でしたよね…。(with●ロナ)
私も中々自由に動けない年でもありましたので、新しいビール収集のために出歩くのは控えて(自粛大事)、お家で飲めるパイント缶を買いあさった1年でしたねー…。おかげで今までにないくらいお家の冷蔵庫が常に充実しておりました!(しあわせ♡‼)お家に帰るのが最高に幸せな年でした。まあ、できない状況は状況なりに楽しみ方は色々ありますもんね♪久々に飲むタップビールに感動したり、改めて違う角度でビールに関して考える事ができる一年ではありました。(ビア子もデビューした年でもありますしねー…しみじみ)
2021年に入り、なかなかまだまだ落ち着かない状況ではありますが、今年も変わらずビール三昧の一年にしていこうと思っております‼(がんばるぞ!)
皆さんにもクラフトビールを通じて面白い情報をお届けして頂きたいと思っておりますので、本年度も何卒宜しくお願いします!
さて、そんな今回!2021年初めとなるビール通信ですが、King ofクラフトビールと呼び名の高い静岡から!ご紹介したいと思います。(よっ!キング‼)
ご紹介頂くブリューワーは、
『反射炉ビヤ』
……はて?反射炉とは?聞きなれない言葉…(ニホンゴムズカシイ)
私いまさらながら反射炉自体が分からず調べさせて頂きました。(歴史のお勉強!)
反射炉(はんしゃろ、英語:Reverberatory furnace)とは、金属融解炉の一種。
18世紀から19世紀にかけて鉄の精錬に使われた。ただし、もとは鉄以外の金属に用いられた設備で現代でも鉄以外の金属の精錬に用いられている。[By Wikipedia]
今回紹介する『反射炉ビヤ』こちら元々ビールがスタートではなく、この反射炉の案内をする観光地だったようです。この反射炉ビヤは伊豆の国市の韮山(にらやま)という場所にあり、そこに韮山反射炉があります。かつては、反射炉の案内を行い、酒蔵や茶屋を運営してきました。反射炉の観光へ訪れた方へ韮山の歴史をもっと知って頂きたい!との思いから、1997年にクラフトビールメーカーを立ち上げました。因みに…こちらの韮山反射炉2015年7月にユネスコ文化遺産に登録されたそうです!(すごい!)韮山の積み重ねた歴史が改めて認められた瞬間ですね。さて、そんな地元愛がとても強い反射炉ビヤさんですが、ビールにも歴史がちりばめられております。
今回はその歴史をがっつり感じられる2タイプを紹介しちゃいたいと思います♪
今回ご紹介致しますのは、『太郎左衛門』と『早雲』です!
ビール紹介
こちら2種。
紹介させて頂くにあたり、まずはなぜこちらの2種かというと、こちらどちらも「ペールエール」というスタイルとなります。
ペールエールはイギリス発祥の金色又は銅色のビールです。
ホップやモルトの豊かな香りが特徴となり、苦み、コク、すっきりさのバランスがいいスタイルです。このペールエールが出始めの頃は、濃い色のビールが主流だった為、ペール(=淡い)エールと名付けられました。大きな特徴である華やかな香りを楽しむためにキンキンに冷やし過ぎないのがおすすめです!
さて、今回紹介する2つのビールは同じペールエール。なぜ2つ用意したかというと、
「太郎左衛門」は『イングリッシュペールエール』、「早雲」は『アメリカンペールエール』
とブリッティッシュスタイルとアメリカスタイルと違うのです!やってみたかった国別の飲み比べ…わくわくが止まりませーーん!(さいこー!)
まだ、飲んでもいないのに興奮がMaxで少々温度高めではありますが、まずは落ち着いて…一つづつ紹介させて頂きます!
太郎左衛門
まずは「太郎左衛門」こちらは『イングリッシュペールエール』なのでブリティッシュスタイル(イングリッシュスタイル)のペールエールです。反射炉ビアのフラッグシップビールですね!(最初の的なことです)ブリティッシュなスタイルはイギリスの伝統的なスタイルで、ハーブにもにたフルーティな芳醇な香り、ビール本来の味を楽しめるタイプが特徴です。
せっかくなのでお味を一口…
おお!確かに!
香りはやや控えめではありますが、華やかな香りと味わいが芳醇なふくよかな味わいがありますね!あまり温度は上げない方が際立つ味ですね。奥の方に土っぽい草の香りが後から抜けてゆっくり噛みしめて楽しみたいです!因みに、このビールの名前の「太郎左衛門」ですが、韮山反射炉の建造を立案された方の名前から取ったとのことで、実際のお名前は「江川英龍(えがわひでたつ)」という方です。
沿岸の防備の強化に力を入れる為にこの反射炉に提案をされたらしいです。
色々な事に取り組んでいた方みたいで、この反射炉以外にも日本で初めてパンを焼いた方らしいです!
今この時においしくパンを食べられているのも太郎左衛門さんのおかげなんですねーありがたや~。
そして、様々な取り組みの中で地方の一代官から異例の昇進を遂げていき最終的には勘定奉行任命を目前に病死してしまったそうです。反射炉は完成する前になくなってしまったのですが、息子さんが後を受け継ぎ完成させたみたいです。うーん…このバックストーリーを知りながら、飲んでみるとまた一味違いますね!
早雲
さて、次は「早雲」こちらは『アメリカンペールエール』です。
アメリカのクラフトビールでは正に定番なスタイルですね!「太郎左衛門」と飲み比べするために作られたビールだそうです。ちなみに…アメリカンスタイルは華やかな香りと多彩な飲み口が特徴的です。
2つの違いとしては分かりやすいのは、イングリッシュスタイルは、土やハーブ香りがするホップを使う事が多く、アメリカンスタイルは強い柑橘や松系の香りがするのが特徴的かと!
ただ、アメリカスタイルはフローラル、フルーティー、樹脂…様々な多様なホップがあるので多彩な飲み口が多くあるタイプが多いので一言に収めるのは難しいです。(決められません!)
おっと!話が長くなってしまいそうなので、まずは早雲を一口。
んんっ⁈
わー!さわやかー‼
すっきりした飲み口ですね!
これは飲み比べてほしいというお気持ちわかります。
楽しい!香りも「太郎左衛門」より強めですっきりと抜けるような香り、飲んだ時に感じられる柑橘系の風味。とっても飲みやすいです!こういうタイプは定期的に飲みたくなるんですよね。そしてこのビールの名前の『早雲』。こちらは、個人でビールを製造し、アメリカでクラフトビールを普及させたホームブルーワーの方々へ敬意を送るため、一介の素浪人から伊豆・相模を領有する戦国大名となった下克上の代名詞である「北条早雲(ほうじょうそううん)」から名付けたそうです。戦国時代の幕開けとなった重要な人物です。戦国大名の始まりの人などと言われてもいる方で、まさにこのクラフトビールの火付けであるアメリカや、日本のクラフトビール王国静岡のビールにふさわしい名前です!
そして、今回のマリアージュですね!
今回は、万能タイプであるペールエール。ビール自体の違いを楽しみたかったのであまりシンプルなもので合わせちゃいます。
ビア子のおすすめマリーアジュ
以上となります♪本日もご馳走様でした!
さて、2021年最初のビールはいかがでしたか?
今回は同じスタイルの中での飲み比べという回でした。同じスタイルでも国が違えば味わいやその国の個性が出てすごく面白いなと思いました。日本でも関東風、関西風とだしの味が違いがありますもんね!私はどちらも好きです!同じ料理でも味わいが変わるので、その時の気分で食べたいタイプが変わったりします。
(基本、好き嫌いございません。)
今回の反射炉さんの「太郎左衛門」「早雲」も、タイプが違うので色々なシーンで楽しめちゃうかもしれませんね。飲みたい気分で決めるのもありです!ぜひ色々なシーンで飲んでみて下さいね。こんなシーンで飲みましたみたいなエピソードお待ちしております!(笑)
余談ですが、最近クラフトビールを飲む方で「IPAが好き」という方がちらほらいらっしゃるんですが、これもペールエールですしね♪
そもそも、「ペールエール」自体がクラフトビールのスタートといっても過言じゃないほど。
新年のスタートにふさわしい!
みんなの身近に常にあり、クラフトビールの先進者であり、いつも寄り添ってくれる。そんなペールエールに感謝しつつ、今回の反射炉ビヤさんの太郎左衛門と早雲に感謝しつつ、2021年スタートしちゃおう!
(素敵な1年になりそう!)
それでは、2021年も宜しくお願いいたします!
また次回お会いしましょう。またねー!
反射炉ビールの商品はこちら
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