
<魚ラベルの秘話・よもやま話>
飲食シーンのメイン食材の一つである魚介。 世界各国のグルメが集まり、創作料理も他国の追随を許さない現代日本において、刺身に辛口、煮魚に醇酒、干物に熟成燗酒だけでは、あまりに当たり前でクラシカルで色気がありません。 料理のプロである飲食店様へのご提案するうえで、毎回頭を悩ませているのがこの魚介と日本酒とのペアリングでした。
「魚介を使った和洋中、はたまた多国籍料理まで合わせられるお酒はないものか」 解決するには、プロに聞こう。
真っ先に浮かんだのが酒造りのプロで御縁が深くて情熱溢れる武勇酒造の製麹士、高橋 寛 氏。
茨城県は結城に蔵を構える『武勇酒造』で酒造りの工程で最も大切とも言われる麹造りを一手に引き受けるホンモノな方です。 ご相談したところ「いいですね!面白いです!!夢のあるお酒を是非一緒に造りましょう!」とご快諾頂きました。
試作を何度も行い、出来上がったお酒は、滋味と透明感の両立した中口の無濾過生原、しかも澱がらみの氷温熟成。 しっとりとした旨みにフレッシュな酸、そしてわずかに残るキメの細かい発泡・・・それをまとめ上げる緩やかで穏やかな熟成!! 完璧だ。これなら魚介のオフフレーバーをマスキングしつつ、醤油などの発酵食品にもトーンを合わせられ、脂(油)も酸と泡でリフレッシュ、さらに人も水も酵母でさえもオール茨城のテロワール表現!!
全てが魅力的に整った、八百万の魚介“料理”に合わせたくなる至極の酒が完成しました。
【合うお料理:(冷酒~常温)薬味を用いたお刺身(わさびやしそ等)、魚介のカルパッチョ、生牡蠣、青魚のエスカベシュ、蟹や海老のクリームパスタ、(お燗/40度前後):水炊き、魚の煮付、エビチリ、白身魚のフリット、貝の酒蒸し】
<スペック>
酒造名:武勇酒造
都道府県:茨城県
価格(税抜き):2900円
容量:1800ml
特定名称:純米吟醸
原材料名:米・米麹
原料米:茨城県産 ひたち錦
精米歩合:58%
使用酵母:茨城県生まれの10号酵母
使用種麹:茨城生まれの丸福もやし
甘辛:フルーティ・旨口
アルコール度数:15度(原酒)
日本酒度:+0
酸度:1.6
アミノ酸度:非公開
グルコース値:非公開
火入れの有無:生原酒(澱がらみ)
保存:冷蔵推奨