濃い!クセ!玄人好み!
と好き嫌いがとても分かれる日本酒のカテゴリ・・・悲しいかなそれが生酛仕込みや山廃仕込みの酒でした。
しかし、もうそんなことは言わせません!
今回、ご紹介をさせて頂くのは、私たちが新時代生酛と呼ぶお酒たち。
ただ単純に濃いのではなく、優しくも上品な味わいの中にキレイだけど濃密な味わいが楽しめる酒質が特徴です。
「華やかな純米吟醸では?」と思わるような飲み口、それでいて「飲みごたえ」が両立されているものを呼称しております。
簡単に言えば生酛や山廃にしか演出できない奥行きとコク、押味を残しながら華やかさやフルーティさ、上品なスタイルも持たせた、まさに実力ある蔵にしかできない「欲張りセット」と言える味わいです。
和食が中心であったころであれば、クラシカルな生酛と山廃が必要とされる場面が多かったのですが、世界中の味わいが気軽に楽しめる現代の日本の食には、過去にくらべ“甘酸辛苦渋”と“多彩な香気”が特徴であるので、これからさらにこの造りが注目されていくのではないでしょうか?
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